魁!!男塾

読書

なんということでしょうか・・・

知る人ぞ知る、いや、ある一定の年齢以上の方なら誰もが知っている?あの超迷作

もとい、超名作の 「魁!!男塾」 が Kindle Unlimited で 全巻 読み放題なのです!!

【追記】 残念ながら、2023/06/25時点で、Kindle Unlimited 読み放題のラインナップからはずれていることを確認しました。
しかし、不定期で読み放題になっていると思われますので、最新の状況は、下記の基本情報内のリンクから確認していただければと思います。

基本情報

タイトル 著者 巻数

魁!!男塾 第1巻
宮下あきら 全34巻

「魁!!男塾」とは

「魁!!男塾」は、1980年台、週刊少年ジャンプで連載され、ジャンプ黄金時代を支えた人気漫画である。

ドラゴンボール筆頭に当時のジャンプの勢いは凄まじいものがあり、時代背景もあるのでしょうが、500万部、600万部といった脅威的な発行部数を誇っていました。
(ちなみに、2022年時点で週刊少年ジャンプは、主要漫画雑誌の中では唯一の100万部台の発行部数があるのですが、それでも最盛期の差とは歴然で、当時のジャンプの人気がわかる数字ですね)

当時、きらぼしのごとく輝く人気作品がしのぎを削るジャンプ誌上では、新連載が始まっても単行本にして一巻で連載終了する作品が続出していたわけですが、、

そんな中、長期連載を果たした「魁!!男塾」が面白くないはずがありません。


さて、知らない人に向けに内容について少し触れましょうか。

まず、ジャンルとしてはバトル漫画です。

たぶん・・・

おそらく・・・

拳法の達人達が死力を尽くし、お互いを倒そうと、熱い戦いを繰り広げるのだから、バトル漫画で合ってるような気がします..きっと..

男塾は高校?

数々の暴力沙汰を起こしたりで、どこにも行くあてのなくなった者達を全国津々浦々から受け入れる最後の砦、それが「男塾」

塾生には、一号生、二号生、三号生が存在し、どうやら高校?中学?に該当するようだ

なにやら三号生筆頭の大豪院邪鬼は10余年に渡って男塾を支配してるらしい

10浪以上してるのだろうか..?

そういえば、塾生の顔を見渡すと、髭を生やしたおっさんばかりのような..

これについて、作者の宮下あきら氏はのちにインタビューで語っている。

「はっきりしてないんですよね」

なんと大きな男か「大豪院邪鬼」

男塾の主役と言えば、強く優しく、あまりにもカッコ良すぎる一号生筆頭「剣桃太郎」

桃太郎をはじめとする入塾仕立ての一号生達は、日々の鬼教官のしごきに耐え、時にライバル達との戦いを経てライバル達との友情を育み、やがて一号生と三号生の8対8の対抗戦「大威信八連制覇」が幕を開ける

しかし、三号生はこれまで桃達が戦ってきた相手とはレベルが違う。

三号生筆頭「大豪院邪鬼」は、たかだか一号生を相手に、万全を期し「死天王」の4人を配してきた。
(四天王の誤記じゃないかって?いや、間違ってないですよ..)

加えて、一号生達にボコボコにされた、廊下を守っていた3人「鎮守直廊三人衆」も参戦だ!

最後の1人はもちろん「大豪院邪鬼」
調印式では、数人がかかりで運んできた巨大ビール瓶から注がれるビールを飲みつつ余裕の表情を見せる邪鬼、その巨体、高さ15mといったところか。。まさに奈良の大仏級。

この巨漢を一体どうやれば倒せるというのか。。

そして、「大威信八連制覇」が始まり、一号生、三号生共に多数の死傷者が出る凄絶な戦いの末、ついに桃と邪気が対峙する

桃の前に立ちはだかるあまりにも巨大な壁、邪気

(つд⊂)ゴシゴシ

(つд⊂)ゴシゴシゴシ

桃と邪気、同じくらいの大きさじゃない..
(ちょっとだけ邪気の方が大きいかな..)

これについて、作者の宮下あきら氏はのちにインタビューで語っている。

「ちょっと大きく描きすぎちゃったんですよね」

倍々ゲーム

凶羅大四凶殺

男塾で起きた最初の大きな戦いは、突如「愕怨祭」(一応断っておきますが、「学園祭」の誤記じゃないですよ..)に乗り込んできた関東豪学連との間で繰り広げられることになった「凶羅大四凶殺」です。

桃率いる男塾一号生の代表4名(桃、富樫、虎丸、J)が、伊達臣人を総長とする関東豪学連の猛者4名(伊達、月光、飛燕、雷電)と死闘を繰り広げます。

なんと、この伊達臣人、驚くべきことに元男塾一号生筆頭だった過去が明らかにされます。

男塾一号生筆頭だった「伊達臣人」ですが、どうやら問題を起こして男塾から追い出されしまい、関東豪学連に入ったようです。

(どこにも行く当てがなくなった不良を受け入れるのが男塾だったのはきっと気のせいです・・)

富士登山をしながら途中に設けられた闘場で、男塾、関東豪学連が一対一で戦っていくのですが、戦いは熾烈を極め第3戦まで全て相打ち。

断崖絶壁から転落したり、氷柱に貫かれたりで、両チームのメンバー6名が死亡というとんでもない結果になります。

迎えた最終戦、激戦の末に桃が伊達を破り、最終的に桃だけが生き残り男塾が勝利で、「凶羅大四凶殺」は幕を閉じます。

大威信八連制覇

月日は流れ、三号生から代表8名が戦う「大威信八連制覇」の相手に一号生が指名されます。

しかし、一号生の強者で残っているのは桃1人、桃と共に先の「凶羅大四凶殺」を戦った3名(富樫、虎丸、J)は既に戦死..

ただでさえ歴戦の3号生を相手に、果たして一号生に勝ち目があるのか?

そして「大威信八連制覇」が開催されるのです。

結局「大威信八連制覇」に挑む一号生の面々がどうなったかというと、

当然、桃

そして、

富樫、虎丸、J

(なにぃ!)

そして、

伊達、月光、飛燕、雷電

(な、なんだってー!?)

ちゃんと強者が8名揃って、なんの問題もありません。

(・・・・・)

つまり、死んだと思った仲間達は、実は全員生きてたのです。

ついでに、対戦相手の関東豪学連の面々も全員生きてたのです。

ついでに、ついでに、伊達率いる関東豪学連の面々は、晴れて男塾に入塾し、男塾一号生となったのです。

ほら、そうしたら、なにも問題ないでしょう。

(あれ?伊達って男塾追い出されたんじゃなかったっけ・・、きっと気のせい)

それはともかく、、

タッグマッチの形式で行われる「大威信八連制覇」はいずれも大熱戦。

特に、硫酸で満たされた盆の上に設けられた梯子の上でバトルが繰り広げられる、第2戦の「富樫、飛燕」組 vs 「センクウ、独眼鉄」組のバトルは、一歩足を踏み外せば、硫酸の海に落下で決着する壮絶を極める物でした

下馬評では絶対有利と思われた三号生チームでしたが、最後は富樫の根性が上回り、まさかの一号生チームの勝利で幕を閉じます。

もちろん敗れたセンクウと独眼鉄は硫酸の海に真っ逆さまです。

そんなこんなありまして、、

最終決戦では桃が邪気を倒し、10余年に渡る大豪院邪鬼の支配に終止符が打たれるのです。

一号生では雷電・飛燕・月光が死亡、三号生に至っては全員死亡という代償を払って・・・

天挑五輪大武會

そして、男塾の16人の精鋭と、全世界の猛者との戦いが始まる!!

!!!

民明書房刊

子供の頃、あると信じてました。

その名は「民明書房刊」

江田島平八伝説

男塾塾長「江田島平八」

人間じゃない・・


ということで、やっぱり、ジャンプのキャッチフレーズ、友情、努力、勝利を体現した、バトル漫画ということで間違いなさそうですね

まとめ

昨今の漫画で人気の作品には、複雑な伏線が張り巡らされたものも多く、一つの作品として見た時、完成度は非常に高いものがあります。

一方、「魁!!男塾」は、全く真逆にある作品で、完成度という面では大きく劣るのかもしれません。

しかし、もはや「魁!!男塾」にはそんなことは関係ないのです。

「魁!!男塾」は、日本漫画史の中において、唯一無二の「魁!!男塾」というジャンルを構築するに至ったといっても過言ではないほどの、奇跡の存在なのですから。

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