住信SBIネット銀行のスマートプログラムで、スマプロランク3を目指すのは難しく思われるかもしれませんが、実はその方法を知っていれば比較的簡単に達成できます。
本記事では、ランク3を手に入れるための最も簡単な方法についてご紹介します。
スマプロランク3を目指すあなたにとって、欠かせない情報となるでしょう。
スマプロランクについて
住信SBIネット銀行より引用
住信SBIネット銀行のスマプロランクは、顧客が住信SBIネット銀行のサービスを利用する際に、その利用状況に応じて与えられるランクのことを指します。
ランクは1〜4まであり、高ランクになるに従い、ATM・振込の手数料無料回数が増えます。
ランク | 手数料無料回数 | |
---|---|---|
ATM | 振込 | |
ランク1 | 月2回 | 月1回 |
ランク2 | 月5回 | 月5回 |
ランク3 | 月10回 | 月10回 |
ランク4 | 月20回 | 月20回 |
住信SBIネット銀行の口座を持ってさえいれば自動的にランク1になります。
ランク2の達成条件は「スマート認証NEO」の登録ですが、これはノーリスクで誰でも可能なため、結局のところ、誰でも簡単にランク2にはなれます。
逆にランク4になるための条件は厳しく、数百万単位での預金か、年会費のかかるカードを発行することで、特別のランクアップ条件を満たさないといけないため、万人向けとは言い難いところがあります。
問題はランク3です。
ランク3にするための方法
住信SBIネット銀行より引用
ランク3の条件は大きく分けて4種類です。
ランク2を達成(スマート認証NEO登録)した上で、下記のうち、いずれかの条件を満たせばランク3になります。
- 総預金の月末残高が300万円以上
- ロボアドバイザー資産運用残高の合計が月末時点で100万円以上
- 住宅ローンまたは資産形成ローンを利用
- 以下1~11の条件(後述します)のうち3つ以上該当
300万円以上持ってれば問題ありませんね・・・
(もちろん私は持っていません。。
余剰資金が100万あれば、資産運用してもいいかもしれません・・・
(はい、もちろん私はありません。。
ランク3にするために、ローン組むのはちょっと違いますよね・・・
ということで、以下1~11の条件(後述します)のうち3つ以上該当を詳しくみてみましょう。
- 外貨預金(普通・定期)の月末残高あり
- 仕組預金の月末残高あり
- SBIハイブリッド預金の月末残高あり
- 純金積立月末時点でご契約あり
- 給与、賞与または年金の月内ご入金あり
- 目的ローンまたは不動産担保ローンの月末残高あり
- カードローンの月末残高あり(50万円以上2つにカウント)
- スポーツくじ購入または公営競技ご入金の月内合計が2万円以上(※WINTICKETへのチャージは対象外です。)
- デビットカードの月末時点の確定金額が合計1万円以上(3万円以上2つにカウント)
- クレジットカード「ミライノカード(JCB)」の引落口座を当社スマートプログラム対象支店に設定、かつ当月確定(翌月引落)金額が1万円以上(5万円以上で2つにカウント)
- 当社口座からプリペイドカード「JAL Global WALLET」への円貨チャージの月内合計金額が1万円以上(3万円以上2つにカウント)
ズバリ結論を述べます。
狙い目は、外貨預金(普通・定期)の月末残高あり、SBIハイブリッド預金の月末残高あり、純金積立月末時点でご契約ありの3つです。
それでは次に、なぜこれらの条件が狙い目なのか、具体的にどうすればいいのか、深掘りしていきます。
達成すべき3つの条件
外貨預金(普通・定期)の月末残高あり
住信SBIネット銀行より引用
外貨預金とは、通貨を日本以外の通貨で預金することです。
住信SBIネット銀行の外貨預金では、米ドル、ユーロ等、多彩な通貨で預け入れ可能です。
外貨預金で注意すべき点として、為替相場の変動によるリスクが挙げられます。
例えば、1ドル150円の時に1ドル買付し、その1ドルを、1ドル100円の時に売却すれば、日本円にして50円の損失が発生します。
(もちろん逆になれば得します)
では、リスクがあるのに、外貨預金をすすめる理由ですが、それは、ランク3にするメリットと比べた時に、そのリスクが極端に小さいからです。
先ほど、外貨預金では、米ドル、ユーロ等、多様な通貨で預け入れ可能と述べましたが、住信SBIネット銀行では、南アランドを買付し、預金しておくことができます。
あまり聞き慣れない方もいるかと思いますが、1南アランドは、10円以下(この記事を執筆している時点で8円)で買付可能です。
条件は、月末残高ありですから、1南アランドだけ買付し、後はほったらかしにして、そのまま保持しておけばいいだけです。
仮に持っている南アランドに全く価値がなくなったとしても、10円も損しない計算ですね。
(実際は、減ったところで、せいぜい2、3円)
ATMにしても、振り込みにしても、1回の手数料の相場は数百円です。
ランク2からランク3になることで、各5回追加で無料になることを考えると、1月でザックリ1,000円分の価値があることになります。
(1年だと10,000円以上!!)
得られるメリットに比べると、為替相場による変動リスクは無視できるレベルですので、外貨預金(普通・定期)の月末残高ありが狙い目の条件、1つ目になります。
SBIハイブリッド預金の月末残高あり
住信SBIネット銀行より引用
無視できるレベルとはいえ、外貨預金の条件には一応リスクが伴いますが、こちらに関してはリスクはありません。
したがって、最優先で達成すべき条件であるといえます。
SBIハイブリッド預金は、預金と証券取引をシームレスに統合したサービスであり、SBI証券と連携した円預金です。
また、証券取引に伴う精算代金も、SBIハイブリッド預金とSBI証券口座との間で自動的に資金振替されます。
SBIハイブリッド預金を始めるためには、SBI証券の口座を開設する必要があります。
証券口座を開設したからといって、実際に証券取引しなければならないといった制約はないため、口座開設に伴う不利益はありません。
ランクアップの条件は、SBIハイブリッド預金の月末残高ありですので、やる事ととしては、SBI証券の口座を開設したら、SBIハイブリッド預金の利用申し込みを行い、あとは実際にSBIハイブリッド預金に1円振り替えるだけです。
外貨預金の場合と異なり、振り替えたお金は、利息で増える事はあっても減ることはありません。
なお、SBIハイブリッド預金は、普通預金よりも金利が高めに設定されています。
単にランクアップの条件を満たすためであれば、1円だけ振り替えておけばいいわけですが、すぐに使わないお金については、普通預金においておくくらいなら、金利の高いSBIハイブリッド預金に振り替えておいた方が得策です。
(SBI証券のメンテナンス時間を除く)
ということで、ノーリスクで、利息も得られるSBIハイブリッド預金の月末残高ありが狙い目の条件、2つ目です。
純金積立月末時点でご契約あり
住信SBIネット銀行より引用
住信SBIネット銀行では、月々1,000円から純金を買って積み立てることが可能です。
指定日になると、代表口座から積み立て設定した金額が引き落とされ、指定金額の範囲内で、毎日、決まった額の金を自動的に購入してくれる仕組みです。
近年、金の価格は上昇を続けていますが、今後下落する時もあるかもしれませんので、定期的に無理しない額でコツコツ積み立てていくことで、価格変動リスクを避け資産を増やしましょうということですね。
さて、スマプロランク3のための条件を今一度確認すると、純金積立月末時点でご契約ありとなっています。
残高ありではないので注意して下さい。
つまり、積み立て契約を維持して、毎月毎月、最低でも1,000円づつ金を買付し続ける必要があるという事です。
(本来は..
基本的には、長期で積み立てることで、得する可能性の方が高まりますので、特に問題ないかもしれません。
しかし、どうしても毎月1,000円づつ積み立てるのが嫌だという場合は、停止することができます。
純金積立を解約するのではなく、一時停止にしておくことで、1,000円以上の資金を必要とすることなく、契約中の状態を維持できます。
これで、最初の1,000円だけで条件達成になります。
この1,000円で買った純金は、いつでも売却することができますが、金の価格が下がった時に売ると、当然損失が出ます。
しかし、リスクの程度は知れていますので、純金積立月末時点でご契約ありを、ランク3にするための、3つ目の狙い目の条件として紹介しました。
その他の候補
住信SBIネット銀行より引用
デビットカードの月末時点の確定金額が合計1万円以上(3万円以上2つにカウント)も候補の1つです。
定期的に購入するものが1万円以上あれば、それを住信SBIネット銀行のキャッシュカード&デビットカードで決済することで、条件達成になります。
特に定期的に購入するものがなければ、毎月アマゾンギフトカードを1万円分購入するように自動設定しておく方法があります。
必要資金が1万円と高額にはなりますが、アマゾンギフトカードであれば、外貨預金や純金積立のような下落リスクはありませんし、有効期限も10年と長く、使い道に困ることもないでしょう。
さながら、アマギフ積立といったところでしょうか。
他に、もし、給与、賞与または年金の月内ご入金ありが可能であれば、純金積立か外貨預金の代わりに組み入れるといいでしょう。
まとめ
住信SBIネット銀行でランク3にするために必要なのは、下記の3つの条件を満たすことです。
基本的には、
最優先が、SBIハイブリッド預金の月末残高あり
2番目が、外貨預金(普通・定期)の月末残高あり
3番目が、純金積立月末時点でご契約あり
です。
状況により、上記の代わりに、給与、賞与または年金の月内ご入金あり、デビットカードの月末時点の確定金額が合計1万円以上(3万円以上2つにカウント)を検討するといいでしょう。